ヒデユキーノ、ブログーノ

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ヒデユキーノ、ブログーノへようこそ。

このブログは、私イチノセヒデユキが気が向いたときにいろいろ書いていくブログです。
基本的にはtwitter（hideyuki_jp）でほぼ毎日つぶやいているので、ブログではtwitterであまり書けないことや、まとめなどを書いていこうかなと思います。

You Tubeに「hideyukitv」というチャンネルを開設しています。今後、コンテンツを増やしていきますのでぜひご覧になってください。

また、撮影・取材など僕に協力できることがあればぜひご一報ください。連絡はtwitterがいいかもです。


  

　TVシリーズから3年。SPファンの僕としても待ち望んでいたSPの劇場版第一弾が昨日公開された。初回上映をTOHOシネマズ長崎で見てきたので、その感想を書こうと思うよ。
　できるかぎりネタバレしないように書くつもり。でも事前に公式サイトやtwitter、雑誌などで語られた部分を織り交ぜながら、鑑賞した「SP 野望編」を次の「革命編」への期待を込めて、温かくも厳しく感じたままに書いていきます。

で、つらつら書くと大変なことになりそうなので、ポイントごとに感想・評価します。

１．ストーリー（3点/5点）
　完全にテレビシリーズを観ていないとまず、理解できないと思う。井上(演・岡田准一)がなんで尾形(演・堤真一)を疑いの目で見ているのかとかそういうバックグラウンドはこの「野望編」ではほとんど語られない。というより、TVシリーズで語られなかった新事実が明らかになるという(笑)この事実は、TVシリーズを見ていないと面白味は半減するんじゃなかろうか。というか新事実も既成事実と思われそう。
　そして大きな展開もなくあっという間に上映時間約100分は過ぎていきます。・・・と書くとつまらんように思われるけれど、内容ないわけじゃないよ。制作者側が「『野望編』はアクション、『革命編』はストーリー重視」とか言っていたのでその通りの展開。あと岡田くんが雑誌で「『革命編』は多分お客さんが（ここで終わっちゃうの？）って思うかも」と、こちらもその通り(でもまあキリのいいところで終わらせたとは思うけれどね)

２．アクション（4点/5点）
　アクションものそんなに見ないから言える立場じゃないのはわかるけれど言いますｗなかなか良かったと思うよ。なんというかハリウッドアクションと香港アクションを融合した感じで、冒頭20分の『フリーランニング』はその名前以上のものだと僕は感じた。井上も謎のスーツ男もどちらも『ターミネーター2』のT-1000みたいな感じで(笑)殴られても、弾き飛ばされてもすぐに走る走るｗあれにも似てたなぁ「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」のときのタワー駆け登るしんのすけみたいな。
　後半のアクションもかなり見ものよ。ちょっぴり笑いのエッセンスも入っていたし。一つ残念だったのは、深夜の戦い（予告編で、笹本(演・真木よう子)がボウガンで肩を射抜かれたりするシーンとかのとこ）で画面全体が基本的に暗いので動きが見づらかったことかな。ただ、演出上深夜の設定でないとあれはいかんかったとは思うけれど。

３．演出（4点/5点）
　もともと演技派をそろえていたからね。もう、岡田くんは安定しすぎ(笑)、真木さんがやっぱりお母さんになったからカットによっては柔い感じになったのは気になったけれどでもまあそれがいいんです！
　ちなみに、弥太郎・・・もとい、伊達幹事長(演・香川照之)のファーストシーンは、龍馬伝第一話のファーストシーンを彷彿としています。むっちゃニヤニヤしてしまった自分。
　ただショックだったのは、これちょっとネタバレね。TVシリーズでは警視庁とか舞台になる場所を見せる際のファーストカットに「東京都千代田区　警視庁」見たいなテロップとモンタージュを入れていたのだけれど、それがなかったところか。一度、時刻表記テロップが出たけれど、いままでの明朝体からゴシック体になっていたのですこしショック・・・。基本的に明朝体あんまり好きじゃない僕だけれど、SPは明朝体が似合うと思っているので。多分、視覚的読みやすいゴシックが採用されたのかもしれない。あと黒バックではなく映像の上にテロップ出してたからなぁ、やっぱ明朝体は合わなかったかも。
（ここから先はネタバレなので白で書きます。見たい方は範囲選択してください）
　これも書くと、今回OPという存在はありません。タイトルロゴ等もないままアバン→本編→タイトル表記・革命編予告→エンドロールという構成。これがなかなかいいｗ
　冒頭の東京の空撮カットもね、映像表現としては王道なんですがやっぱり世界観を引き込んでいくんでよかったです。というか空撮が好きだからｗ六本木ヒルズを選ぶっていうのもなんか挑戦的だったなぁ。フジなのにテレ朝社屋が映り込むしｗ

４．CG（3.5点/5点）
　『ターミネーター2』のVFXを担当したロバート・スコタックを招いて、CGを行った甲斐はあったか・・・な？必要に応じて巨大ミニチュアも使ったりなどしてCGだけに頼ることなく作った部分も多くて、CGとはわかりつつも嫌悪感までは抱かなかったなあ。ただやっぱり爆破エフェクトはう～ん・・・というところ。
　ただ予告編で「伏せろ！」と井上が叫んだあと大爆発を起こすという映像があったけれど、予告見た段階では（ちゃっちぃよ・・・）と思っていたが、本編で見るとストーリー上あれでよかったんだと納得できた。
　これも予告編であった謎のスーツ男が井上に向かって自転車投げつけるシーン、あれは個人的に自転車はCGと思っています(実物だよって言う方、教えてください)が、あれも予告見た段階では（ちゃっちぃよ・・・）と思っていたけれど、テンポの早いストーリー展開中にわずか２～３秒だけのシーンなのと、スクリーンで見るから全然気にならんかった。それよりはトラックの上で戦うシーンのCGが・・・ｗ
　もうひとつ予告編で岡田くんが都内の路上を走るそばを車が追突・横転するシーンについて。あれは実際に千葉の大型自動車専門学校の跡地を借りきって、植え込みなどは実際に設置し、建物などは作れないので緑色の幕を広げてあとで合成した（龍馬伝の長崎ロケでも別理由で同様の措置を取っていた）と公式的に発表していたのだが、一目見る分合成とは思えないほど違和感がなかった。まあ、動きが早いシーンだからかもしれないけれど。
（ネタバレする恐れがあるので白くします）
　終盤に登場するカラスは僕はCGだと思っています。それだけ。

５．音楽・音響（4.3点/5点）
　今回、ドルビーの6.1chで録音しているらしく、音はすばらしかったね。音で見せてると言ってもいいかもしれない。TVシリーズ同様クラシックもちょこちょこ使われてました。メインテーマと主題歌を劇場で聞けるのは最高だった。もうちょっと音量上げても良かったかもしれないくらい。

６．総評（3.7点/5点）
　この映画は基本的にTVシリーズを見ていない人にはオススメできないですｗアクション好きな人に・・・う～んオススメできるともいえないけれど、いまの日本では頑張っているほうだと思います。しばらく前に「西部警察」の再放送を観た僕にとっては実際に爆破させまくりの石原プロの本気を見ているのでやっぱりもうあと一歩！とは思いますが、それでも面白いです。あまりにぶっ飛びすぎな展開は・・・なかったはず。リアリティちゃんとありーのやってます。
　「静」と「動」がしっかり本編全体で仕上がっていたと思いますし。最初の20分観る側もランニングした感じになるんで、後半のアクションシーンまで落ち着いたシーンが続いたのは僕はよかったかと。
　あと、TOHOシネマズ長崎では木・金曜日に日本語字幕を行うようです。詳しいことは劇場に問い合わせてもらうとして、聴覚障害者にも見てもらいたいというバリアフリーな感じは好感が持てました。もちろん売り上げをあげるためだけれどさｗ
　次回ついにTVシリーズからの物語が完結。どうなるやろうね～。ってかスピンオフとか続編とかTVシリーズ放送時は期待していたけれど、続編はまずなさげだな～。スピンオフ、田中一郎？原川さん？ってか生きていたら(ry

□SP THE MOTION PICTURES　http://www.sp-movie.com
□TOHOシネマズ　https://www.tohotheater.jp/